皆様こんにちは。
今日はいここちの家の骨組みである「SE構法の強さ」についてお話します。
いここちは、ご存じの通り、耐震構法SE降構法で家をつくります。
SE構法は木造ラーメン構造で、その強さは鉄骨造に匹敵します。
最大8.4mの開口が可能で、全棟構造計算を行っているのも大きな特徴です。
地震を想定して備える。それが「構造計算」です。
日本のほとんどの木造住宅は、国の定める「壁量規定」によって耐震性の基準をクリアしています。
これは、壁や筋交いを簡易的に数値化(壁倍率)して必要な壁の量を算出する方法です。
しかし、この「壁量規定」は、一棟一棟に対して現実の起こる地震を考慮して計算しているわけではありません。
事実、日本で大震災が発生する度に、この「壁量規定基準」は見直されているのです。
壁を増やして耐震性を確保することは、家の空間や開口を狭くしていることにもなります。
これでは、間取りの自由度が落ちてしまいますよね。
現在の基準では、「2階建て以下の木造住宅は、壁量計算した図面を添付しなくてもよい」とされています。
すなわち、ほとんどの家の耐震性能は、明確に数値化がされていないのが実情なのです。
これがようやく、2025年4月より、構造規定等の審査が必要になるのです。
多くの地震災害、断熱性能の向上による家の重量化などによって、家の構造に対する考えが変わっていったのです。
いここちのSE構法は、鉄骨造やRC造と同様の立体解析による構造計算を実施しています。
また、通常の木造住宅では難しいとされる「建物と一体の基礎設計」も実施しています。
地震時は想像を絶する力が建物を襲います。
地盤と基礎、基礎と建物を繋ぐ土台、柱と梁を繋ぐ接合部。これらが一体となり、剛性を発揮しつつもしっかりと揺れに抵抗できなければなりません。
全ての家は、立地条件が異なりプランが異なるので、いここちでは「あなたのためだけの構造計算」を実施しているのです。
1995年の阪神淡路大震災では、6400人を超える犠牲者の方々の89%が、家屋の倒壊によって亡くなられました。
住む人を守るはずの家が人を傷つけてはならない。その思いから、SE構法が誕生したのです。
2011年3月11日の東日本大震災では、災害に遭遇したSE構法の建物は1227件でした。中には7.5mの高さの津波の直撃を受けた建物もありましたが、全ての建物は震災に耐え、構造被害ゼロが確認されたのです。
地震による倒壊0件の実績。
これがSE構法の強さです。
ぜひ皆様も、家族の命を守る家で暮らしませんか?
ではまた・・・
by fujimura