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SE構法のリアル施工現場をご案内

2018.12.2

皆様こんにちは。

もうすぐ吉岡町で完成見学会が開催されます。今回の見どころは高低差のある敷地を、スキップフロアによって空間構成し、外部収納を作ったり、スキップフロアの和室をつくったりして空間を有効活用しているのです。

この見学会と当時にこちらも見学してみてはいかがでしょうか。

「SE構法の構造見学会」です。こちらを12/15(土)~高崎市内で公開します。

皆様によくSE構法と在来工法の違いは?と聞かれます。そこでその違いを実際にご自分の目で見ていただく機会をもうけました。

現場に入ってまず感じていただくのは空間の広さでしょう。柱のない空間や窓の大きさは目を惹きます。

そして接合部の金物に皆様驚かれます。

SE構法は地震時において安全性を確保するために、Sボルトを使用しています。このSボルトとは従来の金物工法の欠点を克服するために開発されたもので、表面に凹凸加工をして木材にネジを食い込ませ、経年変化による木材の痩せにもおいても、緩みや引き抜きが起きないように、しっかり食い込み定着するようになっているのです。

 

そしてドリフトピンという専用の金物。この金物で柱と梁を強固に接合し半剛接という鉄骨や鉄筋コンクリート造なみの接合で、強度を増しているのです。

従来の金物は、余震なども含め大きな地震が繰り返されることで、少しずつボルトが緩み倒壊してしまうケースも過去にありました。

SE構法はこのようなことが起こらないような金物を使っているのです。

下の写真がドリフトピンです。

柱と梁をSE金物とこのドリフトピンを使用して剛接合します。強靭なだけでなく見た目にも美しい構造体になります。

 

 

そして、この大空間を支える足元も従来の工法とは大きく異なります。

SE構法は従来の土台の上に柱を建ててホールダウン金物で留めるという工法ではありません。

このように、幅17cmの基礎に直接、柱脚金物を乗せ柱を建てているのです。柱脚金物は高強度なアンカーボルトにより、基礎に直接取り付けられるので、地震などの横からの力に強く、しっかりと建物を支えてくれるのです。基礎の幅も17cmと広いだけではなく鉄筋量や鉄筋の太さも従来と異なります。全て構造計算から出された結果なのです。

そして、構造は集成材といって、挽き割った板材を接着させた木材を構造躯体として使用しています。これは、SE構法が全棟構造計算をしているからです。無垢材は自然素材であるが故に、強度にばらつきがあり、構造計算を行うには不向きな素材です。そこでSE構法では一定の強度が保たれた集成材を使用しているのです。もちろん、近年問題視されているシックハウス症候群に対応するため、ホルムアルデヒドの放散量がほとんどない、JASで認められた「F☆☆☆☆」等級の安全な集成材を使用しています。

なかなか、文章では表現しきれません。

ぜひ、実際の構造をご覧になっていただき、従来の工法と比べていただきたいのです。大切な家族を守る家づくり。構造をご覧になって判断をしてみてはいかがでしょうか。

SE構法は、東日本大震災、新潟中越沖地震、熊本大地震においても主要な構造部に欠損がありませんでした。これが耐震構法と言われる理由なのです。

–  構造見学会 –

12/15(土)~1/27(日)  高崎市内

見学予約はイベントフォームよりどうぞ。

イベントページはこちら

お問合せはTEL:027-203-8025

ぜひ、現場でお会いしましょう。

ではまた・・・

by fujimura