皆様こんにちは。
一昨日無事に、高崎の重量木骨の家「吹き抜けから光を愉しむ家」の完成見学会が終了致しました。期間中は猛暑・台風接近にもかかわらず、たくさんの皆様にご来場いただきまして有難うございました。
弊社の見学会は、一度モデルハウスをご見学され、弊社の家づくりをご理解いただきました方のみとさせていただいております。それは、「重量木骨の家・耐震構法SE構法」の家づくりの魅力をご説明させていただいてからご見学をしていだだいた方が、より実邸の魅力も理解していただけると思っているからです。
では、今回の現場を少しご紹介しましょう。
閑静な住宅街にある間口7.4mの敷地です。周囲を既存の住宅に囲まれ、採光とプライバシー確保、そして敷地のサイズが大きな課題でした。
敷地の課題をSE構法の魅力で補った結果、このように開放感ある素敵な住まいが完成したのです。
SE構法の耐力フレームは一般的な木造工法の耐力壁と比べて約3.5倍の壁強度を有しているため、最大有効開口が8.4mのスケールまで可能なため、非常に開放感のある空間が実現できるのです。
ですから、敷地の間口が7.4mであっても柱のない開口が目いっぱいとることも、プランによっては可能なのです。
今回の課題は採光の取り方でした。
いくつか方法がある中で、今回お施主様が選ばれたのは大きな吹き抜けの高窓から光を落とし込み、光を反射させる方法です。
光は主に上部から降り注ぐように降りてきます。また、壁や天井が光を反射させて室内全体を優しく明るくしてくれるのです。光が反射するように、壁・天井は白を基調としているのです。
白と木目、そして光が融合し、美しくここちよい空間を生み出してくれました。やはり、自然光の美しさはいいですね。
ソファに腰かけながら上を見上げると、美しい空の景色が広がります。
ゆっくりと空や雲だけを眺める時間も、ここちよさを満喫出来て素敵です。
もちろん、リビングに居る時のプライバシーはしっかりと確保されているのです。
吹き抜けがあることで、空間に広がりを持たせ実際より広く見えるのです。
この間口7.4mの敷地から生まれたお住まいとは思えない開放感です。数字には表せない広がりを待たせる空間づくりを得意とするのがSE構法でつくる「icocochiの家づくり」の考え方なのです。
収納もうまく作ってあります。
ダイニングテーブル用のベンチにプラスαをして、収納になっています。
座面を開くと・・・
このようにほらっ。
収納は適材・適所・適量を原則とし、必要なところに必要なものを必要な量、収納できるように工夫されています。収納が多すぎれば、物も必然的に多くなってしまいます。しっかりと整理・収納して持ち物を増やしすぎないようにするのです。
使わないものが奥のほうに押し込まれて眠ってしまい、どこにしまったか分からなくならないように・・・
限られた敷地内でいかに収納を上手くつくり、ライフスタイルに上手く活かすか、ここがポイントになります。
完成見学会では、そんな収納計画のお話もさせていただきました。
皆様、持ち物の種類・量・使い方はそれぞれです。ですから、しっかりとヒアリング時にお伺いをして、ご家族のライフスタイルに合った収納計画をそれぞれさせていただくのです。
icocochiは地震を想定して備えています。それを「構造計算」で・・・
日本のほとんどの木造住宅は国が定める「壁量規定」によって耐震性の基準をクリアしています。しかし、この方法では1棟1棟に対し、現実に起こる地震を考慮して計算しているわけではありません。事実、日本で大きな地震が発生するたびに、この「壁量規定」が変更され、現在では1950年と比較すると約2倍もの壁量になっているのです。
壁を増やして耐震性を確保することは、開口や空間を狭くすることにもつながります。
一方、icocochiのSE構法は立体解析によって全棟で構造計算を実施しているので、立地条件やライフスタイルに適した「我が家の構造計算」が実施させているのです。
ですから、間口が取れにくい空間でも、柱の少ない梁の出にくい自由度の高い空間が構成できるのです。
今回の完成見学会は、そんなSE構法の魅力が詰まった住まいでした。
見学会としてお借りをさせていただきましたお施主様、本当に有難うございました。
見学会に足をお運びいただきましたお客様、本当に有難うございました。
もうすぐ引き渡しです。どうぞ、「ここちよい暮らし」を満喫して下さいね。
では、また・・・
by fujimura