皆様こんにちは。
今日は間接照明を取り入れた平屋の暮らし方をご紹介します。
平屋は上に部屋がない分、天井高を上げることもでき、高天井にすれば上への抜け感が生まれます。
また、SE構法が得意とする大開口の窓を組み合わせれば、外部との緩やかなつながりや横への抜け感も同時に楽しめます。
ですから、いここちが手掛ける平屋はゆったりと見える空間が多いのです。
土間で繋がる平屋モデルハウスはLDKの天井高は4m。
では照明はどうなっているのでしょうか。
大空間や高天井でも足元や手元に明かりを届かせ、心地よい暮らしを満喫していただける配灯計画にしているのです。
そのポイントはこちらの3つ。
①電球は狭角を使う
②ライフスタイルに合わせた明かり溜まりをつくる(集中配灯)
③間接照明を使う
①電球は狭角を使う
まず、基本はやはり作業する場所は手元がしっかり明るいこと。
天井が高いと床面までの距離があり、光が届きにくくなる傾向があります。
そのため、しっかり下部に明かりを届かせるため、狭角タイプの電球を使います。
光が横に広がりやすいのが広角タイプの電球。
狭い範囲ではありますが遠くまで光を照射してくれるのが狭角タイプの電球。
天井が高い部分はこの狭角タイプの電球でしっかりと手元や足元に光を届けるのです。
②ライフスタイルに合わせた明かり溜まりをつくる(集中配灯)
ダウンライト などの器具ををまとめて配灯する 集中配灯 。
ダウンライトで集中配灯すると手元に必要な明るさが十分に確保されるだけでなく、器具が整列されて天井面をすっきりと見せることもできます。
集中配灯にすると空間に明暗の差が現れ、ドラマチックな空間を演出することができます。
例えばペンダントライトも一つではなく、まとまった数を組み合わせることで明るさと陰影の美しさの両方を楽しむことができるのです。
ダイニングテーブルに向けて集中配灯すれば、スポットライトを浴びたような演出になり、料理やカトラリーをより一層美しく輝かせることができます。
③間接照明を使う
狭角タイプの電球を使用するとその下は明るさを確保できますが、天井に近い面は少しボンヤリとした明るさになります。
これを陰影のあるドラマチックな空間と捉えていただければよいのですが、少し暗いと感じる方もいます。
そんな方には、間接照明を使うことをお勧めします。
高窓の上部に間接照明をつくり、壁や天井面に光を反射させて上部を優しく照らした例です。
こうすることで、上部の薄暗さを軽減させつつ空間の美しさを損なわないようにしているのです。
間接照明は器具が直接見えないので、スッキリとした空間をつくることができます。
このほの暗い感じに心を癒される方も多いのではないでしょうか。
間接照明はトイレにも使用しています。
こちらの事例は、壁面のタイルと板張りの木をより美しく見せるための配灯計画です。
上部から光がこぼれ落ちるような光の演出で、質感を引き出しています。
基本的には作業をするわけでもなく、長時間滞在する場所でもないので、空間全体を明るくする必要はありません。
明る過ぎて夜中にトイレに入った時、眩しすぎて目がはっきりしてしまうなんてことも軽減できますね。
こちらは寝室の間接照明です。
足元にダウンライトの明かり、ヘッドボード部分に間接照明を施しています。
この間接照明は調光タイプのものなので、常夜灯のような使い方も出来ます。
「真っ暗だと眠れない」という方は、最小限に絞った明かりの空間で心を落ち着かせてみてはいかがでしょうか。
寝室は基本的には体を休める場所なので、安眠を誘うような配灯計画が大切です。
強い光だと目を閉じた時にはっきりと残像が残り、脳に刺激を与えて睡眠の妨げになってしまう可能性があるのです。
調光を使えば、自分に必要な明かりの量を調整できますね。
いここちの空間づくりには、配灯計画にも一定の基準を設けています。
空間の美しさを引きたてる配灯計画は、いここちの空間づくりにはとても大切なのです。
せっかくの美しい空間なのに、たくさんの器具を使ってしまい器具を目立たせてしまったり。
明かる過ぎてのっぺりとした空間になってしまったり。
そうなってしまうと残念ですよね。
特に天井が高い場合はより一層配灯計画が難しくなります。
ぜひ、いここちの平屋暮らしの配灯計画を参考にしてみてください。
5/10(土),11(日)は土間で繋がる平屋モデルハウスのナイト見学会を開催します。
11日(日)はまだご予約が可能ですので、ぜひご予約のうえご来場ください。
それではまた・・・
by fujimura