皆様こんにちは。
今日は断熱材の話です。
Blogで何度かご紹介していますが、いここちの断熱材は充填断熱の場合はセルロースファイバーです。
断熱性能や窓の性能を高くしつつ、開放的な間取りや大開口をつくり快適な暮らしを提案しています。
ちなみに、いここち性能基準はUA値0.28-0.46です。
付加断熱の場合は、セルロースファイバーと高性能グラスウールの両方です。
今日は、いここちで使用している「セルロースファイバー」を掘り下げてご説明します。
セルロースファイバーは木質繊維系のものが原料となります。
段ボール・新聞紙・木チップなど・・・
これらとホウ酸を混ぜ合わせてセルロースファイバーが出来ます。
それでは特徴を見てみましょう!
【呼吸する断熱材】
木質繊維系が原料のセルロースファイバーは、湿気を吸ったり吐いたり呼吸して湿度をコントロールしています。
まさに、それは肌着のイメージ。肌着は汗を吸い、そして発散し皮膚のかぶれを防ぎますが、ビニール製の雨カッパは汗を吸わずに閉じこめてしまい、そのままにしておけば皮膚がかぶれてしまう危険もあります。
家ならば、ジメジメの状態が解消されなければ木は腐ってしまい、終いには家自体がもろくなってしまうのです。
【環境に優しい断熱材】
セルロースファイバーは製造エネルギーが極めて少ない断熱材です。
製造にかかるエネルギーを数値で比較すると
木材 → 7.4mj/kg
セルロースファイバー → 10mj/kg
発砲プラスチック → 109mj/kg
となり、発砲プラスチックと比べると1/10~1/11程度に抑えられるのです。
さらに、断熱性に優れているため光熱費を抑えることができます。
セルロースファイバーの家は地球環境に優しい生活が送れるのです。
【防音する断熱材】
音は重いものに遮られると聞こえにくくなります。
いここちのセルロースファイバーは、吹込みで隙間なく施工し壁に55kg/㎥程度入るので、音が伝わりにくいのです。ふかふかな繊維質が音を吸音してくれるのです。
こちらが音の実験です。どうぞ。
【防火する断熱材】
セルロースファイバーはホウ酸効果で自己消化性を持つため、火が燃え広がるのを防ぐ力があります。
このような実験があります。1000℃のバーナーでセルロースファイバーを燃やすと黒く炭化するだけで、火元から離れると鎮火し燃え広がりませんでした。炭化したセルロースファイバーをめくると、内部に火は燃え広がっておらず、防火性能が確認できたのです。
実は神社や仏閣の木の柱や壁にはホウ酸が塗られているケースが多いのです。
これは、万が一火災が起きた時、燃え広がるのを少しでも遅くし、全焼するのを防ぐためなのです。
【防虫する断熱材】
セルロースファイバーは、防蟻処理にも使用されているホウ酸が配合されているので、虫が嫌がります。
これは、特に虫嫌いな方にとっては有難いですね。
いここちでは、心地よい暮らしをお届けするため、耐震性だけでなく、ひとつひとつの材料にもこだわっています。
心地よい暮らしって?
冬暖かくて夏涼しい暮らし
永く住んで飽きないシンプルな暮らし
五感で愉しめる素材に囲まれた暮らし
ムダのない動きが出来る動線を意識した暮らし
家族が毎日笑顔で過ごせる暮らし
心地よい暮らしは人それぞれです。
いここちは、皆様としっかり向き合い、そのご家族に最適な心地よい暮らしをご提案します。
ぜひ、いここちモデルハウスにお出掛け下さい。
お待ちしています。
ではまた・・・
by fujimura