皆様こんにちは。
この度、日本酒の「SAKAEMASU(榮万寿)」を手掛ける、清水屋酒造有限会社様の社屋を手掛けさせていただき、無事に竣工しましたのでご紹介させていただきます。
今回のプロジェクトは社屋ということもあり、高崎市の建築設計事務所:株式会社SNARKの設計のもと、SE構法で手掛けさせていただきました。
工事期間中の様子も以前ブログでご紹介させていただきましたが、こちらの社屋は狭小地です。
また、両サイドには建物があるという難敷地でもありました。
狭小地で密集地ということもあり、仕切りのない空間・開口の取り方・木造3階建てという条件をクリアする構法ということで、SE構法での建築となったのです。
こちらが外観です。
美しく凛とした佇まいが目を惹く、清水屋酒造様の事務所。
スクエアの窓がリズムよく並べられています。
事務所内は、約3メートルという間口です。
それを最大に活かした空間づくりが課題でした。
事務所内は社員の方の作業効率を考えた動線を確保。
仕切りのないすっと延びた空間が広がっています。
こちらで手掛ける日本酒のSAKAEMASU(榮万寿)は、かなりこだわりを持った名酒です。
・単一年に収穫されたお米のみ使用の 全量純米造り
・長期低温発酵により造られた 無濾過原酒
・少量仕込みだからこそ出せる 繊細な味わい
この3つを大きく掲げている日本酒。その想いが建物にも伝わります。
コンパクトということもあり、随所に工夫も見られます。
例えば、階段下収納はもちろん、ベンチの座面を開けると収納になっていたり、スッキリと見えるように収納扉の先に給湯スペースをつくったり。
良い仕事をするには、良い環境から
美しい場所からは美しいものやアイデアが生まれる
そう想い、精一杯施工をさせていただきました。
「狭小地だから建たないのでは」「木造の3階建ては難しいかも」そう諦めないでください。
SE構法は木造ラーメン構造という強靭な躯体から、柱や壁が少なくても安全な建物を生み出すことができます。
ただ3階建てが可能というだけでなく、そこで働く方の安全と安心を確保しているという点がSE構法の最大の魅力なのです。
狭い空間だからこそ、柱や壁のない大空間をつくり、開口を大きくとって圧迫感を解消すればよいのです。
自由度が高い間取りが可能なSE構法でしたら、狭小地の3階建ても可能です。
ぜひ、魅力ある住空間を手に入れて下さい。
狭小地で建築をお考えの方はお気軽にお問合せ下さい。
それではまた・・・
by fujimura