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気密測定の様子をお届けします

2021.9.9

みなさまこんにちは

先日icocochiでは気密測定に行って参りました。

気密測定とは、簡単に言うと「住宅に隙間がどのくらいあるのか」を測定する検査のことです。

住宅の性能を表す数値の一つに、C値=隙間相当面積というものがあります。この数値が小さければ小さいほど家の隙間が少ないということになるのです。

 

このような専用の機械を使って測定します。

「減圧法」という方法で、専用の送風機で室内の空気を外に排出し、室内外に圧力差を生じさせて測定していきます。

測定するタイミングはボードを貼る前です。何故このタイミングで測定するのかというと、ボードやクロス工事の前に測定することで隙間を発見し、手直しして改善することが出来るからです。

 

今回の測定結果はC値=0.3でした。合格ラインはクリアです。

総相当隙間面積 αA=49cm2 ということなので、この家の隙間は名刺以下ということになります。

よく「高気密高断熱」という言葉を聞きますが、なぜ気密性が重要なのかというと、気密性が低い住宅では以下のような悪影響が出る恐れがあるからです。

・冷暖房の効率が悪くなる

隙間が多いと暑い空気や冷たい空気が入ってきたり、漏れたりするので、冷暖房の効きが悪くなってしまいます。

 

・計画換気が出来ない

icocochiでは熱交換型の24時間換気システムを採用していますが、隙間が多いと換気システムの性能を活かすことが出来ず、新鮮な空気と汚れた空気をきちんと換気することが出来なくなってしまいます。

 

・壁内結露が生じる

隙間から暖かく湿った空気が出入りすることで壁内に結露が生じ、カビやダニの発生に繋がります。

 

気密性を高めることでエアコンや換気システムなどの設備が本来の力を発揮できるようになります。また断熱材の劣化や結露を防いで家を長持ちさせる事に繋がります。長く快適な状態で暮らし続けるためにとても重要ことですね。

 

もちろん気密性を高めるだけでは心地よい住まいにはなりません。サッシや断熱材選びも重要です。

通常icocochiでは断熱材に「セルローズファイバー」を使用しています。

セルローズファイバーとは新聞古紙を原料とした木質繊維の断熱材です。断熱性能以外に調湿、防音、防火、防虫効果があり、多機能な断熱材なのでicocochiではこちらを採用しています。

今回のお宅ではさらに付加断熱することで断熱性を高めています。快適な住まいには高気密と高断熱のどちらも重要なのです!

 

今回は気密測定についてお伝えしました。この後もお施主様に心地よい住まいをお届けできるように完成までしっかり工事を進めて参ります。

それではまた・・・

 

by Takagi