皆様こんにちは。
お盆はどのように過ごされましたか?
さて、8/19(日) 10:00-13:00の間、構造現場を公開致します。
どのようなものかというと・・・
先日のお盆期間中にも公開させていただきましたが、このようにSE構法の骨組みをご覧いただけます。骨組みだけでなくSE金物・柱脚金物や釘の種類や打つ間隔なども公開します。
皆様はどんな家に住みたいですか?
「広々としたリビング」
「大きな窓のある家」
「長持ちする家」
「地震に強い家」
これらは、実はほとんどが構造で決まるのです。
一般的な在来工法は、柱と梁をピンで留めるようになっています。柱にホゾを欠き、梁を差し込む「ピン接合」のため、地震などの力に対して接合部が抜けてしまい、積み木が崩れるように倒壊する可能性も出てしまいます。
そこで開発されたのがSE構法。木造のラーメン構造です。
ラーメン構造とは、柱と梁を「剛接合」という方法で強力に一体化させるので、地震などの力が加わっても変形しにくい、強いうえに自由な空間ができるのです。今まではラーメン構造といえば鉄骨や鉄筋コンクリートの建物が一般的でした。それをSE構法は木造でありながらラーメン構造を実現させたのです。もちろん、鉄骨や鉄筋コンクリートよりコストを抑えることが出来るのも特徴です。
そして比較をしていただきたいので、このようなものも準備しています。
一般的に使われる金物とSE金物の比較です。
例えば、在来工法で使われる金物プレートやボルト、基礎に使われるホールダウン金物と、SE構法で使われる柱脚金物を比べられるようになっています。
今までの震災では構造が土台部分で破壊されるケースが少なくありませんでした。住宅の土台と柱の接合が離脱すると、家はその部分から傾き、揺れの力が加速され倒壊してしまいます。そこでSE構法では、基礎に直接埋め込んだアンカー金物でその柱脚用のSE金物を固定し、その上に柱を結合する接合システムを開発。
東北大震災や熊本大地震にも耐えうる力を発揮しているのです。
これを実際に見比べていただけます。
また、床材が張られる前の28mm厚の構造用合板や、それを留めている指定釘の間隔なども見ることができ、普段とは違った見学が楽しめます。
SE構法は指定のプレカット工場で事前にSE金物が構造材に取り付けられます。それを現場でドリフトピンによって組み立てられるのです。ドリフトピンを打ち込みと「くさび効果」により材が引き付けられ密着するように設計されています。そのドリフトピンも、もちろん触っていただくことが出来ます。
このように一般的な工法と見比べていただくことで、SE構法の特徴を理解していただく見学会なのです。
「構造の大切さを知っていただきたい!」そんな願いから8/19に現場を公開致します。
自分達の家の強さを事前に確認することが大切なのです。ですから、icocochiは立体解析の構造計算で一棟ずつ安全性を確かめているのです。
家族の命を守る家
資産価値の高い家
ぜひ、家を建てる前に構造の大切を知って下さい。
では、また・・・
by fujimura