皆様こんにちは。
今日はスキップフロアについて。
icocochiはたくさんのスキップフロアを手掛けていますので、その様子をご紹介しましょう。
スキップフロアとは、床の一部に高低差を設け数段の階段でつなげた、床の高さをずらした空間のことを言います。1.5階や2.5階、中二階などと言えばわかりやすいでしょうか。
ちなみにicocochiのモデルハウスは、複数のスキップフロアで構成された楽しい空間になっています。
スキップの階段をベンチ代わりにして楽しんだり、視線の高さの変化を感じたり・・・
スキップフロアのある暮らしはとっても楽しいですよ。
icocochiが手掛けるスキップフロアには意味があります。それではご覧ください。
☆ 狭小地をカバーするスキップフロア
階段だけ見るとなんだか3階建てに見えますが、2.5階の構成になっているお住いです。
一番上の階は素敵な寝室空間が広がり、ローベッドが置かれています。横になる空間なので「天井が高くなくても大丈夫」ということで、このようにスキップフロアの寝室になっているのです。
この直下は天井を抑えたクローゼットがあります。
コンパクトな土地の場合、横に空間を広げることが出来ません。そこで、スキップフロアを使って縦に広げているのです。
スキップフロアは高さをずらすことで、完全に仕切らなくても視線を交わすことも出来ます。コンパクトな土地でもなるべく圧迫感を出さないように工夫するには、このように活用する方法もあるのです。
☆平屋にプラスαのスキップフロア
続きまして平屋に近い暮らしからこちら。
外観は平屋に見えるお住いなのですが、室内はこのように階段があります。
そうです、スキップフロアと小屋裏のある「平屋に近い暮らし」なのです。
スキップフロアの階段を数段進むと書斎スペースがあります。
腰の高さ程度の木製ルーバーで目隠しされているので、プライバシーは保ちつつ自分の存在を家族に知ってもらうことも出ます。
スキップフロア空間は家族のコミュニケーションも取りやすいのです。
平屋はワンフロアの暮らしなので平たんになってしまいますが、スキップフロアを加えることで視覚的にも広く感じ、室内全体を広く見せてくれるのです。
また、書斎はリビングとは視界がずれるために、実際は同じ階ですがまるで別の階にいるような気分にもなれます。
時には独りを楽しみたい時もありますよね。そんな時は視線を外せるスキップフロアをご活用下さい。
☆敷地を活かしたスキップフロア
敷地内に高低差がある場合、土を削ったり盛ったりして平らにして家を建てることが多いのですが、スキップフロアを使えばその土地の高低差をそのまま活かした暮らしが楽しめます。
道路に面した敷地は低く奥に進むにつれて高くなっている敷地に建てたお住いです。
どのように計画したかというと、低い部分を外部収納とし、その上に室内からのスキップフロアで和室をのせているのです。
こうすれば敷地もより有効的に活用出来ますね。
いかがですか?スキップフロアのある暮らし。
まだまだありますので、次回のブログで第二弾をご紹介しますのでお楽しみに・・・
by fujimura