皆様こんにちは。
緊急事態宣言が解除され、新たな生活様式にて日常がスタートしています。
しかし、まだまだ影響は残っていますね。
一般的な皆様の不安材料のひとつとして、住宅ローンの返済が挙げられます。
実際に住宅金融支援機構が受け付けたローンの条件変更等の相談は、2月が約20件、3月は約200件、4月は約1200件と急増しています。
今日はこちらをご紹介します。
相談内容は、新型コロナウイルスの影響で生活が激変して、収入が減少され返済に不安を感じる方や、ボーナス時に増額返済を予定している方がボーナスが出なかったり減額になったらどうしようと不安になり、相談するケースがほとんどです。
それでも住宅ローンの返済はやってきます。
そこで大切なのは、ローン返済が滞る前の「早めの相談」と機構では呼び掛けています。
支払いが滞れば延滞賠償金が発生してしまいます。そして最悪の場合は自宅を手放さなくてはならなくなることも考えられるのです。
何より、延滞が続けば「個人信用情報」に傷が付き信用を失いかねません。そうなる前に早い段階で「金融機関に相談する」「家計の見直し」をすることが大切なのです。
・金融機関に相談
住宅金融支援機構では、新型コロナウイルスの影響を受けた方の条件見直しに応じていますので簡単にご紹介します。
【返済特例】
新型コロナの影響で収入が減少し返済が大変になった方の、返済期間の延長
・毎月の返済額を減らすことができる
(ただし、毎月の返済額は減少するが総返済額は増加)
【中ゆとり】
一定期間の返済額の軽減
・相談の上期間を決定し毎月の返済額を減らす
(ただし、減額期間終了後の返済額及び総返済額は増加)
【ボーナス返済の見直し】
ボーナス返済の負担を軽減
・ボーナス返済月の変更
・毎月分・ボーナス返済分の返済額の内訳変更
・ボーナス返済の取り止め
返済期間を延長することで毎月の返済額が少なくなれば毎回の返済負担は軽減されますが、返済期間を延長することで利息負担額が増加し、その結果として総返済額は増加します。
そのため、返済期間の延長を行った後にライフスタイルに応じて家計にゆとりが出来た場合などに、いったん延長した返済期間を短縮することで、総額返済を抑えることが出来ます。
以上のように、住宅金融支援機構ではこのようなアドバイスや対応をしているのです。民間金融機関の条件の変更に応じているところが多いので、ご心配な方はお問合せして下さい。
不安を抱えたままではなく、早めに相談することが大切だと金融機関では警鐘を鳴らしています。
もちろん、家づくりも同じ。不安を抱えたままでは先に進みません。しっかりとプロに相談してください。
大切な家づくりですから、きちんと相談して後悔しない家づくりをしましょう。
ではまた・・・
by fujimura