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大開口・大空間だから大切な「省エネ住宅の考え」

2022.5.19

皆様こんにちは。

いここちの家はご存じの通り耐震構法SE構法です。

このSE構法は非常に耐震性の高い構造です。

safety(安全で)+engineering(工学的な)の頭文字からとったSE構法は、木造ラーメン構造で、許容応力度計算の構造計算で安全性を確かめてから施工します。

その強さは、東日本大震災や熊本大地震などの震度7クラスの地震にも耐え抜いたほどです。

その強靭な構造のおかげて、柱のない大空間や最大8.4mの大開口、車3台分の柱のないガレージハウスも実現してくれるのです。

ですから、皆様、大開口の窓や仕切りのない大空間・吹き抜けを望まれ、そして実現されています。

大開口や仕切りのない空間は、光を取り込み、外との繋がりをつくってくれます。

そして家族の存在を感じながら過ごせたり、実際より広い空間に見えるように感じることも出来るのです。

そこで心配されるのが

「冬は寒くないですか」

「夏は暑くないですか」といった点です。

いここちでは、大開口や大空間とセットで「省エネ住宅」をお勧めしています。

なぜなら、快適な環境や省エネは心地よい暮らしには欠かせないからです。

省エネ性能には大きく二つの基準があります。

①外皮基準

②一次エネルギー消費量基準

今日はこの①をもう少し詳しくご紹介します。

外皮基準とは屋根や外壁などの断熱性能に関する基準です。

基本的には高断熱・高気密につくることで冷暖房を効率よく使用し、外皮性能を上げるのです。

そうすることで、夏は冷房時に外から入ってくる熱を抑え、冬は暖房時に外に逃げてしまう熱を抑え、快適な暮らしが楽しめるのです。

外皮性能を上げ、高断熱・高気密にすることで室内の温度差が少なくなり、動きも活発になったり健康づくりにもつながったり、ヒートショックのリスク軽減にもなるのです。

逆に断熱性が低いと、温度差が生じるだけでなく結露によってカビやダニも発生しやすくなってしまいます。

では、いここちでは、どのようにして省エネ住宅にしているのでしょうか。

①高性能な断熱材

 壁:セルロースファイバー 120mm

    屋根:セルロースファイバー 200mm

 基礎:スタイロエースⅡ 50mm

場合によっては、より性能の高い付加断熱を採用することもあります。

その場合は以下の通りです。

 壁:セルロースファイバー 105mm+高性能グラスウール16K 105mm

 屋根:セルロースファイバー 300mm

 基礎:スタイロエースⅡ 50mm

 

②窓ガラス

 南面以外はトリプルガラス使用

 (Low-E 日射遮蔽型/日射取得型)

 付加断熱の場合は全てトリプルガラスです。

 

③パッシブデザインの活用

 南面は大開口の窓を設け、冬は太陽の日差しをたっぷり室内に取り込む。

 夏は庇などをつくることで冷暖房負荷を軽減させる。

 

このような手法を用いて、UA値0.46以下といういここち基準を設けているのです。

付加断熱を採用した場合はUA値0.29程度の、より高い結果が出ます。

一般的に大開口の窓をつくるとUA値は高い数値になってしまいがちです。

それは、窓が小さく外壁材の面積が多いほどUA値は良いからです。

だからと言って、いここちでは、心地よい暮らしに必要な大開口を惜しみません。

ですから、積極的に省エネに取り組み、大開口と省エネ住宅の両立を図る取り組みをしているのです。

大開口の窓は光や風を取り入れ、視線の抜けをつくり、室内を明るく照らし心を豊かにしてくれます。

大開口の家をお考えなら、ぜひ一緒に省エネ住宅もセットでお考え下さい。

大開口の窓と省エネ住宅で心地よい暮らしを愉しみませんか?

ではまた・・・

by fujimura