皆様こんにちは。
今回は、台風に強い家づくりについて考えてみたいと思います。地震大国日本と言われていますが、最近では大型の台風による被害の深刻さも問題になっています。
強風で屋根が飛んだり外壁が破損したりといったニュースを目にする機会も増えてきました。被害にあってしまえば、家財や家具が風雨にさらされるだけでなく、その後住むことが不可能になったりする場合も考えられますし、強風で倒壊し命を落としてしまう危険性も考えられます。
そうならないように、マイホームを考える際はしっかりと「わが家がシェルターの役割を果たしてくれるか」も考えて、資産価値の高い家づくりをしましょう。
icocochiの家づくりはしっかりと風の強さも考えた家づくりをしています。
それは「構造計算」。壁量計算の強さではなく、立体解析に基づいた構造計算をすることでしっかりと風への強さも証明しているのです。
では、台風等による強風をどのくらい意識して構造計算をしているかご紹介します。
台風の強さが強くなればなるほど、建物への負担も大きくなります。それを想定して家づくりをしなければなりません。
「平均風速」や「瞬間風速」というキーワードが最近ニュースでも流れていますが、風速(または平均風速)は、10分間の平均風速を示します。瞬間風速は、ある瞬間の風速を示します。瞬間風速は、(平均)風速の1.5倍から3倍程度に達することもあるのです。
風による建物被害は下記が目安となります。
記憶に新しいところでは、台風15号が首都圏に猛威を振るい、千葉市で最大瞬間風速57.5mを観測しました。
日本でもこれだけの強風が吹く可能性があるのです。
家を建てる時の基準となる建築基準法では、過去の台風の記録に基づいて構造計算で用いる基準風速が30m/s~46m/sの範囲で決められています。
ということは、建築基準法では瞬間風速40m/s~60m/sの猛烈な風を想定して計算しているのです。
また、風によって建物に横から力が加わると建物が傾きます。そうすると外壁も同じように傾こうとしますが、変形しにくい材料や変形に追従出来ても止め付けが十分でないと損傷するため、そこから雨漏りをしたり、場合によってはその隙間から風が吹き込み外壁が飛んでしまうのです。
そのため、icocochiでは、横からの力に強い家=「台風性能・耐震性能が高い家」を設計し、構造計算で安全性を確かめて、建物が傾きにくい外壁の損傷を小さくする家づくりをしているのです。
家の形や住んでいる場所によっても風の力も異なります。また、3階建てなどでは地震よりも風の影響の方が強い場合もあります。
ですから、一棟一棟壁や屋根が風を受ける面積を算出し、お施主様の住む地域に吹く風による影響も確認しているのです。これは、決して永年の感に頼ってはいけません。しっかりと構造計算をして実証しなければならないものだとicocochiは考えているのです。
そうです、icocochiは「風による建物の傾き」も確認しているのです。
地震に強い家というフレーズは近年目のすることも多くなり、関心を持って下さる方も増えてきました。でも、icocochiは地震に強いだけではなく、台風にも強い強靭な構造体でも皆様の命を守る家づくりをしているのです。
ぜひ、台風対策も考えた家づくりをしてください。
では、また・・・
by fujimura