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スキップフロアのある暮らしについて

2018.10.10

皆様こんにちは。

今日はスキップフロアのある暮らしについてご紹介します。

スキップフロアとは段差を活かす間取りのことで、一般的には1フロアに、数段ほどの階段をつくり、高さを変化させることでスキップフロアをつくります。

1つの階層に、高さをずらして設置した間取りをスキップフロアと呼ぶのが一般的です。

また、スキップフロアは、「中2階」「小上がり」「ステップフロア」と呼ばれることもあります。

スキップフロアは、空間を段差によって有効利用出来ます。横の広がりも大切ですが、上下での空間の広がりも、また違った住宅のあり方として提案してくれるのです。

いここちでは耐震構法SE構法の強みを生かし、スキップフロアを活用することでプライベート空間の演出とともに、家族を感じる空間作りを可能にしています。

スキップフロアは、床の水平の高さに変化が生じます。構造的な観点から見るとかなり気を使わなければなりません。地震や風などに対してしっかりとした家づくりをするためには、耐力壁といって、横方向から受ける力に耐えるために壁が必要となります。耐力壁は、「十分な量が確保できていること」「平面的にバランスよく配置されていること」の2点が大切になります。

一般的にこれを効かせるには水平構面が重要ですが、スキップフロアはこの水平構面が分断されてしまうため、床レベルの違うゾーンでそれぞれ壁の量や配置バランスをチェックする必要があります。

そうなんです。自在に床の高さを変化させればさせるほど、構造的に厳しい部分が出てくるのです。

でも、icocochiはSE構法ですから、この難題もクリアできます。

icocochiでは、プランに合わせた構造計算を行っています。

これは、ライフスタイルに合わせて、

スキップフロアがあるのか?

グランドピアノを置きたいのか?

パーティールームのように大勢集まる部屋をつくりたいのか?

大量の本を収納する書庫をつくりたいのか?

太陽光パネルを設置するのか? 将来設置する可能性があるのか?

外壁の材料をモルタル塗りにするのか、サイディングにするのか?

など、暮らしに合わせた細やかなチェックを入れた立体解析の構造計算を行っているのです。ですから、自在なスキップフロアも可能なのです。

 

それでは、icocochiのスキップフロアをご紹介します。

まずは、モデルハウス。柱や間仕切りのない大空間にスキップフロアで階層を分けた空間が広がることで、上下に空間を分け空間全体に立体感をもたらしています。ここまで大空間で間仕切りもなく床の高さが異なってもSE構法なら問題はありません。これが耐震構法なのです。階層によって視線の高さが異なり、いろいろな角度から景色を楽しむことができるのです。

 

こちらはリビングに対してダイニングキッチン、スタディスペースが上がっています。

キッチンに立つ奥様は全体を見渡すことが出来ますので、お子様の動きもすぐわかりますし、リビングのご主人との会話も弾みます。

何より、高い位置から見下ろす庭の景色は心を癒してくれます。これで家事のストレスも軽減ですね。

 

こちらは、リビングに続くスキップフロアの書斎スペースです。中二階にすることでリビングとの繋がりを感じていられます。壁は木製ルーバーになっており、空気感や音も共有することが出来ますし、閉鎖感を感じることなく自分だけの空間に入り込むことが出来ます。

 

こちらは、二世帯家族のスキップフロアある暮らしです。

スキップフロアを利用して目線の高さを変えているので、完全な壁にしなくてもプライバシーは確保出来ます。

こうすることで、開放感とプライバシーの両方を確保しているのです。また、家の中心上部より採光を確保していても、壁がないので、光も家全体に行き渡りますから明るく、抜け感を楽しむ暮らしが楽しめるのです。

 

こちらは、一見3階建てに見えませんか?

実は、スキップフロアを利用してベッドルームを確保しています。

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寝室は寝ることが主の目的になりますので、リビング空間より天井高を抑えてもそれほど気にならないケースが多く、上手くスキップフロアを使って寝室と収納スペースを組み合わせ、部屋数や収納量を確保しています。少し天井の高さを抑えることで、より快適な睡眠を得る場合もあります。

また、お子様が独立して子供室が開けば、そこをご夫婦の寝室にすることも可能です。将来のことも視野に入れた空間構成をすると良いですよ。

 

こちらは、ダウンフロアリビングです。

家族の集まるスペースを下げることで、よりコミュニケーションが取りやすくなります。段差をベンチのようにして腰かけたり、窓際に腰かけて庭を楽しむことも出来ます。

大空間でありながらも囲われた雰囲気も味わえるのが特徴です。ダウンフロアにすることで、自然と家族がここに集まるようになっています。

 

こちらは、中二階のベッドルームからスキップを上がって二階の洋室を見上げた様子です。昼間に休む機会も多いご家族のために、隠れ部屋のような空間にしてゆっくりと休めるようにしているのです。

このベッドルームの下は和室になっています。

 

icocochiではただ単に「かっこいいから」「流行っているから」といった理由でスキップフロアは提案していません。ライフスタイルに必要があってのスキップフロアなのです。

横に伸ばせない敷地ならば、縦に空間を延ばしますが、そこで有効になるのがスキップフロアなのです。

単調になりがちな空間に変化を与えてくれるのがスキップフロアなのです。

空間数を増やすのに有効なのがスキップフロアなのです。

お年を召してからでも体に負担の少ないスキップフロアも、もちろん手掛けています。

さあ、スキップフロアを取り入れた暮らしを愉しみませんか?

SE構法なら、素敵な暮らしが叶いますよ。

ではまた・・・

by fujimura