皆様こんにちは。
今日は弊社の取り組みをご紹介します。
いここちでは、会社全体(渋沢テクノ建設)で環境問題にも取り組み、環境を配慮した建物づくりを目指し始めました。
それは注文住宅だけでなく、マンション・商業施設・店舗など、渋沢テクノ建設が携わる「住まいと暮らしに特化した建物」としてです。
これは、いち企業として環境問題に目を向け、そして改善に向けて少しでも取り組むことで、次世代がもっと住みやすい世界に繋がると考えるからです。
この輪を広げ、材料を提供して下さるパートナー企業と共に成長し、もっと地球に優しい暮らしを提供していけたらと感じています。
政府や地方自治体、企業などが取り組む環境問題対策のひとつである「グリーン調達」について、いここちでも考え始めました。
グリーン調達は、企業などが原材料・部品・資材・サービスなどをサプライヤー(供給・納入する業者)から調達する際に、優先的に環境負荷の小さいものを選ぶ取り組みのことです。環境に配慮した調達を積極的に取り組むことは、環境負荷の小さい製品開発を促すことにもつながり、環境問題の改善にもつながります。
それでは、いここちではどのような取り組みを始めたのかご紹介します。
【断熱材】
いここちの断熱材は、セルロースファイバーです。
この材料は暮らす人と地球に優しい断熱材です。
その理由は・・・
①環境に優しいリサイクル素材
いここちで使用している断熱材(セルロースファイバー)は、木質繊維が主原料です。
新聞店などで売れ残った新聞をリサイクルしたものを使っています。40坪の家で約1.2tを使用するので、新聞に換算すると約15~18年分の新聞をリサイクルしたことになります。
セルロースファイバーは、環境負荷を極力抑えたサスティナブル(持続可能)な断熱材なのです。
②燃焼しても有毒ガスを生じない
セルロースファイバーは難燃焼処理をしているので燃えにくく、炎を当てても表面が炭化していくだけです。
万が一火災になっても延焼を遅らせてくれますし、木質繊維などの天然素材のおかげで、有毒ガスの発生もないのです。いわば空気環境に配慮した断熱材というわけです。
③高い断熱性で省エネ住宅をサポート
断熱性の高さは、住み心地や省エネにも大きく影響をもたらします。
いここちで使用している断熱材セルロースファイバーは、現場で吹き込む工法です。
一般的なマット状断熱材は隙間が生じてしまうこともあり、断熱効果が激減しまう恐れもあるのです。
(スーパージェットファイバーHPより)
こちらは、一般的なマット状断熱材とセルロースファイバーをサーモグラフィーで見たものです。
隙間が生じた断熱材は隙間から熱が逃げてしまいます。天井断熱の隙間が5%生じると、断熱効果は50%も下がってしまうという結果も出ています。
断熱材をはじめ窓などの性能を高め、高断熱・高気密を実現することで、少ないエネルギー消費で快適に過ごすことができ、省エネ住宅となるのです。
家の材料だけではありません。
【環境を配慮したストロー】
いここちでは、お客様との打ち合わせ時にウェルカムドリンクを提供しています。
その際のストローをプラスチック製から竹製に変更しました。
これは、2050年に海洋中のプラスチックごみが魚の重量を上回ると予測される「海洋汚染問題」への取り組みとして、材料の見直しを図りました。
ゴミのポイ捨てなどは、海洋生物がビニールやレジ袋をクラゲと間違えて食べてしまう、プラスチックで胃が満たされ本当のエサを食べられずに栄養不足になる、漁の網が動物にからまり動けず死んでしまうなど、海で暮らす生き物たちにさまざまな悪影響を及ぼしています。
数年前に公開されたウミガメの鼻に刺さったストローを取り除く動画は世界に大きな衝撃を与えたのです。
こういったことから、いここちでは、環境に優しい材料を使い、しっかり分別して処分することを心がけ始めたのです。
また、おもてなしのお菓子の包装も簡易包装に変更させていただきました。
包装方法や材料などは変更になりましたが、スタッフがお客様をもてなす「心」は変わりません。
どうぞ、ご理解を頂けましたら幸いです。
まだスタートしたばかりですが、出来ることから少しづつでも着実に続けていきたいと思います。
家は永く住み続けるもの。
そしていここちの家は資産価値の高い家。
大切に住み継ぐなかで、環境にも配慮した心地よい暮らしが続くことを願っています。
グリーン調達を意識した家づくりを、家づくりを一緒にする業者様や職人さんとともに取り組み、少しでも社会に貢献できたらと思います。
高崎市浜尻町のフラッグシップモデルハウス、高崎市中泉町平屋モデルハウスを公開していますので、ぜひ足を運んでみてください。
皆様のご来場をお待ちしています。
ではまた・・・
by fujimura