皆様こんにちは。
以前、キッチンのレイアウトをご紹介しましたが、今回はキッチンの収納をご紹介します。
こちらもキッチンのレイアウトと同様、その方のライフスタイルによって様々です。
とてもシンプルなキッチン。壁面収納で背面の収納は壁と同色の白い扉になっています。このように壁と一体化しているとスッキリして見えます。
使用する時はこのように・・・
扉を開けます。家電も全て隠すタイプになっています。使用時はopenにして、急なお客様が来ればclose。
ほらっスッキリ!!
とても楽です。
冷蔵庫は特に頻繁出し入れする場所なので、そのたびに開閉は少し大変という方は、このように冷蔵庫のスペースはopenで、食器やその他の家電は隠す収納を希望する方もいます。
壁面収納の上部は間接照明。高い場所までは手が届かないので、ある程度の高さは収納にして、上部は照明を楽しむスペースとして活用されています。
よく使うものは目線の高さに収めるのがベスト。上段は使用頻度の少ないもの、軽いものを収納してくださいね。
扉を開けてもキレイに収納されているのは、さすが収納の達人の奥様です。白という色の統一感や一目でわかる分類も目で楽しめます。暮らし方や収納術を楽しんでいらしゃいますね。
収納がインテリアの一部になっています。
こちらはキッチンの脇にパントリーを設けた例です。最近は共働きの方も増え、ある程度のストック品を収納するスペースを希望される方も多くなりました。
収納量だけでなく動線も重要です。横移動や前後の動きや距離、そして振り向き方、奥様の目線の高さを考慮したパントリーや収納などの配置、ワークスペースの設け方で使い勝手がぐんと良くなります。
そして、「どこに・何を・どのくらいの量を収納するのか」をしっかり間取りの打合せ時点で押さえておくのがベストです。
暮らしてから、何をどこに置くかを決めるよりも先にあらかじめレイアウトを描いておくととてもスムーズに収納出来ますし、使い勝手もぐんとよくなるのです。
これは、自分の暮らしに合わせて家づくりが出来る注文住宅の長所でもありますね。
こちらは、パントリーの扉をなくしてムーズに行き来ができるケースです。その代わり、中が丸見えにならないように来客者からの視線を上手くそらす配置になっているのがポイントです。
また、普段は開けっぱなしで来客の時に引き戸を閉めるようにするケースもあります。扉があると見えなくて良いといった特徴とともに、開閉するというアクションが増えるのも事実です。ですから、上手くアクションを減らすのも必要になってくるのです。
このようにライフスタイルによって収納は大きく異なります。
まずは、本当に必要な量を考え、普段からよく使うもの、あまり使わないもの、ほとんど使わないものといった具合に一度しっかり整理してみましょう。
そうすれば、決して「広いキッチン収納が絶対に必要」にならないのです。
10月のicocochi塾の整理収納・家事動線編ではこのような説明もしますので、ぜひご参加下さい。
では、また・・・
by fujimura