皆さんこんにちは。
今回ご紹介するお住まいは敷地が40坪代前半という、群馬県内では比較的狭小地とされる場所に建つお住まいです。また、隣地も接するように既存の建物がある敷地。この土地周辺は狭小敷地も多く、比較的住宅が密集している区域です。
そうなると、気を付けなければいけないのは「採光」と「通風」です。
窓の位置、高さ、大きさによって暮らしは大きく変わります。ここちよい暮らしが叶うかは窓も大きく左右するのです。しかも大きく窓をつくっても見える景色が美しいものでなければ、いつもカーテンを閉めた生活をしなければなりません。せっかく光が確保できても締め切った暮らしばかりでは気持ちも沈みがちになってしまいますね。
icocochiがプランの際気を使うのは、敷地の魅力を反映することです。狭小敷地の魅力・住宅密集地の魅力・立った時にどんな景色が目に映るのか、開く方向・閉じる方向・風の流れや太陽の動きなど、その敷地にしか出来ない魅力をプランに反映するのです。
SE構法は、狭小地を得意としています。それは、車3台入るビルトインガレージや木造3階建てが可能だったり、スキップフロアを利用して部屋数を確保したりしやすいからです。最近は狭小地での依頼も増えてきました。
こちらの現場は、現在仕上げの真っ最中です。職人さんの仕事に差し支えない程度にお邪魔させていただきました。
限られた敷地内に必要な部屋数を確保するために、無駄な空間は極力減らしてあります。
階段もスッキリ。圧迫感を無くすため、スケルトン階段で見通しよくしています。ブラックのアイアンがポイントになっています。
そして大きな吹抜け。高い位置から光を取り込み下階へその光を落とします。
住宅密集地であるため、一階に大きな窓をつくってもあまり光が射し込みません。そこで光を上部から落としているのです。壁を白系にすることで、光を反射させ、室内全体を明るくしているのです。反射光もうまく利用しているのですね。
足場がかかっていたり、窓に養生シートが貼ってあるのにもかかわらず、室内は光の反射で優しい明るさがしっかりと確保されていました。
光が人に与える影響は大です。明るい環境では人の感情が高ぶり、あらゆる感覚
光は感情を豊かにしてくれるのですね。
ちょうどタイル職人さんが作業をしていました。
家は手作業が非常に多いのが特徴です。機械だけでは決して家は完成しません。
このように、職人さんの細やかな作業、高い技術があって成り立っています。特にタイル貼りは、仕上がった時に凸凹にならないように水平を保ったり、目地の太さが均一になるようにしたりなど、気を使わなければいけないヶ所がいくつもあります。また、狭い場所を貼らなければならない場合もあります。
職人さんの技術や経験でicocochiの家は成り立っているのです。本当に感謝しかありません。
仕上がりが良くなるように、時に意見をぶつけ合うことも、打合せが長時間に及ぶこともあります。
そんな工程を経てここちよい空間が生まれるのです。
最後まで手を抜かず、お施主様ご家族の喜ぶ姿を想像しながら作業は進みます。
もうすぐ完成。
きっと完成した家をみたら喜んでくれるでしょうね。
短期間ではありますが、完成見学会も開催予定です。
職人さん、これからも安全作業でお願い致します。
では、また・・・
by fujimura