皆様こんにちは。
blogで何度かご紹介をさせていただいていますが、改めていここちの使用している「断熱材」をご紹介します。
いここちが使用している断熱材はセルロースファイバーです。
壁は120mmで天井は200mmの厚さを標準としています。
なぜいここちがセルロースファイバーを使用しているかをご説明します。
それは、セルロースファイバーが環境と体に優しい断熱材だからです。
多機能性があり、トータル的に心地よい家に適しているという理由からセルロースファイバーを採用しています。
【環境に優しい材料】
セルロースファイバーは、新聞紙や段ボールや木質系の繊維などを切削攪拌し、ふわふわの状態にしてからホウ酸などを混ぜて製造します。他の断熱材に比べて製造エネルギーが少ないのが特徴です。
【熱伝導率】
熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表す値のことで、値が小さいほど断熱性能が高いことを示しています。
いここちの使用しているセルロースファイバーは熱伝導率が0.040~0.038です。
環境に優しい材料からできているだけでなく、しっかりとした断熱性があるので、いここちの夏涼しく冬暖かいという快適性能を保つのに適した断熱材なのです。
【吸収する断熱材】
セルロースファイバーは湿気を吸ったり吐いたり呼吸をして湿度をコントロールします。
水分を10%蓄えても性能に支障は出ません。
ですから構造である木に負担をかけずに、家を長持ちさせてくれるのです。
例えば呼吸をしない断熱材を使用し壁の中で結露が発生してしまえば、壁の中に発生した水滴は残り、カビの発生や材料の腐敗をもたらし、どんなに耐震性の高い家をつくってもボロボロの弱い家になってしまうのです。
【防音する断熱材】
セルロースファイバーは吹き込んで施工をするため、隙間がほとんどありません。
密度は55kg/㎥程度でグラスウールの密度10~24kg/㎥に比べて重量がしっかりしているため音が伝わりにくいのです。
セルロースファイバーのふかふかな繊維質が内部の音漏れ、外部の騒音を防音してくれるのです。
【エコな断熱材】
セルロースファイバーは製造エネルギーが極めて少なく、発砲プラスチックの1/10~1/11程度。
木を原料としていることで製造エネルギーが小さくて済むのです。
断熱性能も優れているため光熱費を抑えることで地球環境に優しい生活を送ることができます。
【防火する断熱材】
バーナー1000℃の火で燃やした時、セルロースファイバーは黒く炭化するだけで、火元を離すと鎮火し燃え広がりません。
これは、セルロースファイバーはホウ酸効果で自己消化性を持つため、火が燃え広がるのを防ぐのです。
実は日本古来の神社や仏閣の木の柱は、壁にホウ酸を塗って、万が一の火災時に火が燃え広がったり全焼してしまうのを防いでいるのです。
【防虫する断熱材】
セルロースファイバーにはホウ酸が配合されています。
ホウ酸はシロアリの防蟻処理にも使用されています。
また、防虫効果だけでなく弱い殺菌性もあるのでカビも生えにくくなるのです。
いかがですか?
このようにトータルで優れている点、環境と体に優しい点からいここちの断熱材として採用しているのです。
その他にもご希望のお客様には付加断熱施工もしています。
いここちのUA値は0.29~0.46を基準としてご提案させていただいています。
快適な機能性と開放感のある暮らしのどちらも叶えられるように・・・
付加断熱にご興味ある方、性能と開放感の両方を求めたい方、ぜひモデルハウスにご来場下さい。
ご説明させていただきます。
ではまた・・・
by fujimura