皆様こんにちは。
今日は断熱性能についてです。
断熱性能は高性能であれば省エネにつながり、光熱費を抑えることもできます。
まずは省エネ基準について。
国が定める建築物の省エネルギー性能は、「建築物省エネ法」で定められています。
【外皮性能(UA値・ηAC値)】
家の暖冷房エネルギー消費量の削減と、健康で快適な空間創出のために重要な要素である床・壁・天井・窓など、「建物外皮の断熱性能」と「日射熱コントロール」については国によって基準が設定されています。
断熱性能はUA値で性能評価されますが、いここちではUA値0.45以下が基準なので、断熱等級7もしくは6となります。
ZEH基準が断熱性能等級5のUA値0.6以下ですから、いここちの断熱等級はかなり高い水準となっています。
それでは、現在建築中の高崎市中居町モデルハウス「so-gu」の省エネ報告書を見てみましょう。
UA値は0.24で等級7と最高等級になっています。
中居モデルハウスso-guは付加断熱をすることで断熱材の厚みが増し、より高い性能になっているのです。
通常は120mmのセルロースファイバーを現場で吹込みますが、付加断熱は225mmの断熱材が吹き込まれます。
また、一次エネルギー消費量のBEIも0.31となっており、等級6と最高等級になっています。
日本の家庭のエネルギー消費の約三割を占めているのが暖冷房です。
高性能な住宅は、この暖冷房のエネルギー消費を抑えるができます。
冬においては室内の温かい空気が逃げないこと、夏においては外からの熱が室内に侵入しないことで、少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごすことができるようになります。
そのために重要なのが、冬に熱を逃がさない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。
省エネ住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではなく、「断熱」と「日射遮蔽」により、冬は室内の暖かい空気が逃げない家、夏は外からの熱気が入らずに涼しく家や小型エアコンでも良く効く家になるのです。
「省エネ住宅=心地よく快適な家」となるのです。
上記の表が新モデルハウスso-guの光熱費シミュレーションです。
省エネ基準の家と比較すると、このように年間で約半分の光熱費を抑えることができるのです。
冬の日射取得によって、自然光によって室内を暖めてくるのも大きな要因になっていますね。
いここちの家は軒をしっかり出します。
夏の暑い日差しは軒がカットして室内に入れません。逆に冬は軒の下をくぐり大開口の窓から室内の奥までしっかりと日を入れてくれるのです。
省エネ住宅とパッシブデザインによって、SE構法の得意とする大開口・大空間でも、安心・安全・快適な暮らしを愉しむことができるのです。
8月24日と25日のいここち塾では、いここちの断熱性能について詳しく説明いたします。
個別相談形式となりますので、じっくり説明を聞くことができます。
ぜひ、ご参加ください。
ではまた・・・
by fujimura