皆様こんにちは。
今日は3月11日、東日本大震災から11年です。
被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。
皆様ご存じの通り日本は地震大国です。
近年でも大きな地震が各地で起こっています。
その度に建物の耐震性について議論されますが、結局、長続きしません。
1995年 阪神大震災
2004年 新潟中越沖地震
2011年 東日本大震災
2016年 熊本大地震
阪神大震災では、「家屋倒壊までの時間5~10秒」「家屋倒壊後の生存時間14分」このような調査結果がでています。たったこれだけの時間で倒壊してしまっては、建物から逃げることは非常に困難です。
人の命を守るはずの建物が人の命を奪ったのです。
あなたが立てる建物は本当に安全・安心と言えますか?
安全と向き合った家づくりをしていますか?
いここちでは、家づくりのプロとして皆様の安心・安全を第一に考え、高い耐震性のしっかりとした家づくりを理念としています。
SE構法。
これはsafety(安全で)+engineering(工学的な)からきています。
ラーメン構造と言って柱と梁を剛接合する方法で、マンションやビルなどの大きな建物で採用される工法を、集成材を使って木造で作り上げているのがSE構法の木造ラーメン構造です。
木のぬくもりがありつつ、強靭な躯体が特徴で、間取りの自由度も一般の木造と比較してかなり高いのも特徴です。
大地震が来た際、建物が倒壊し中にいた人を巻き込むのではなく、シェルターとなって家族の命を守ってくれる家なのです。
いここちの家はSE構法を採用するだけでなく、全棟において構造計算を行っています。
構造計算と壁量計算では大きく異なります。
壁量計算は壁のみの必要量とバランスを見るのに対し、構造計算は、基礎や床・屋根の強度、構造材の強度や接合部の強度までを総合的に検討するのです。
手間と時間はかかりますが、命を守る家づくりをするためにはこの作業は必要なのです。
残念ながら日本では、木造二階建て500㎡以下等の建物には構造の審査を省略するという特例があるため、構造計算をしないで建築される住宅が多いのです。
もちろん建築基準法を守っていれば問題はありません。
我々は自重・積載荷重・積雪荷重・風圧・土圧・水圧・地震・その他の振動に対して様々な角度から安全性を確かめて建物を建てることを理念としているのです。
今日は東日本大震災から11年。
皆様も、改めてご家族で安全・安心な住まいについて話し合ってみてください。
それではまた・・・
7月に土間のある平屋モデルハウスが誕生しますお楽しみに!
by fujimura