皆様こんにちは。
今日は「眺めの庭」のご紹介です。
庭の楽しみ方はいろいろあります。
植栽の鑑賞、家庭菜園、ペットやお子様の遊び場、BBQやお子様のプールの場所など。
庭はご家族の心を癒したり豊かにしてくれる存在になります。
こちらが「眺めの庭」。リビングから眺めた様子です。
木ルーバーで囲い外部からの視線を緩やかに避けつつ、光と風が通る抜けるようになっています。
様々な用途をそぎ落とし、「眺め」つまり、鑑賞に特化した庭がこの「眺めの庭」です。
この「眺めの庭」には、このような想いが込められています。
・リビングから庭を眺めることで心を穏やかにし、安らぎのひとときを楽しむ
・窓をピクチャーウィンドウとして、庭は被写体として捉える
・庭は面積ではなく質を愉しむ
タイル土間の先には、ロックガーデンとウッドチップが敷かれた植栽スペースが広がり、大開口の窓から見える植栽スペースは、窓のフレームを額縁に見立てた風景画となるのです。
植栽もウッドチップの余白を残しつつ、アクセントになるように配列しています。
軒が出ているで夏の熱い日差しをカットしてくれ、タイル土間の日光が当たらない部分は夏はヒンヤリ感じるのです。気持ちが良いですよ。
外観はこのように目隠しの木ルーバーが眺めの庭を囲い、その間から庭木のシルエットが垣間見えます。
庭の先に外部との関係を遮断する壁や、目隠しルーバーなどを設置して庭という領域を明確にすることで、プライベート感がぐっと高くなります。
また、手の届きそうな距離感が室内と庭をつなげ、室内の延長に見せる要素にもなっているのです。
眺めの庭は室内と外部をつなげる大切な場所。
こちらの庭は決して広いスペースではありません。
でも、目的が「眺め」を愉しむことなので、手の届く奥行きであっても十分なのです。
ふと、窓に目をやると、その先に緑が風に揺れる様子が映ります。
リビングで寛ぎながら、キッチンで食事に準備をしながら、読書をしながら・・・
眺めの庭の先のある目隠しのルーバーは、外との領域を分けてくれるだけでなく、庭をリビングの一角に感じさせてくれるのです。
もちろん広い庭も素敵です。その分、庭木の手入れ、雑草や虫の除去、芝刈りなどもしなければなりません。
年を重ねても永く住んでも飽きのこない家にするために、このような庭にすることもひとつの選択肢なのです。
夏は鮮やかな緑、秋になると紅葉し、冬になると葉を落とす。季節によって変化を楽しめる落葉樹。
一年中緑が楽しめる常緑樹。それぞれ一本ずつ植えられています。
その「眺めの庭」はダイニングやキッチンからも愉しむことができます。
そして、土間のサロンに腰掛けながら、眺めの庭を堪能することも出来るのです。
限られた敷地に心豊かに暮らす。
広さよりも質を愉しむ。
窓から切り取られた風景のような、庭を堪能する暮らしはいかがでしょうか。
この庭は、いここち平屋モデルハウスとなっていますので、ぜひ皆様お出掛け下さい。
お待ちしています。
ではまた・・・
by fujimura