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駅近などの密集地での採光の確保

2019.6.4

皆様こんにちは。

新幹線で東京圏内に通勤する高崎の暮らしの最終回です。

前回は、高崎駅周辺の限られた敷地の広さでも快適に暮らすには、ということでご紹介しました。

今回は、高崎駅周辺の土地は住宅密集地なども多くことから、「日当たり」や「周囲からの視線」を気にする方も多いので、こちらをご紹介させていただきます。

・採光の取り方

南側に窓を大きく取って光を入れるだけが採光の確保ではありません。

それでは見て行きましょう。

こちらのお住いは家の中心上部に窓が設置してあり、この高窓から採光を確保しています。室内は大きな吹き抜けになっていて、室内の奥までまんべんなく光が届くように工夫されているのです。

また、スキップフロアと腰壁を利用しているので、光を遮る間仕切りが少なくため全体に優しい光が降り注ぐように工夫されています。個室として完全に仕切るのではなく、

☆採光をより確保しやすくするため

☆家族のコミュニケーションを図るため

この点から室内はこのようなスキップフロアで立体構成されているのです。

また、ベージュやアイボリーなどのオフホワイトを積極的に取り入れ、光を反射させやすいカラーをベースにすることで、より室内を明るくしています。

こちらは、二階の高窓より採光を確保するケースです。

住宅密集地は近隣との距離が近かったり、外部の視線が気になる立地も多いことから、このようにあえて高い位置から採光を確保することも多いのです。これなら、隣の道路を横切る人と目が合ったりすることもないですね。

SE構法は柱のない大きな吹き抜けも可能なことから、大きな窓を一階ではなく二階につくり、光を取り込みながら開放感を楽しむことが可能なのです。

もちろん、プライベートテラスで囲い、外部の視線を遮りながらプライバシーを確保することもありますし、二階にリビングを持ってきて光を取り込むこともあります。

どうですか?

狭い土地、採光が確保しにくい土地であっても工夫次第で暮らしは快適になりますよ。

 

・遮音性をカバーする方法

駅近では交通量が多かったり、電車などの音が気になるといった場合もあります。

ある程度の音でしたら、弊社でも採用してるセルロースファイバーの吸音性でカバーしたり、トリプルガラスを採用して遮音性を高めてみてはいかがでしょう。

こうすれば音の問題を軽減できるだけでなく、気密性・断熱性が高いのでランニングコストも下がります。

見た目に左右されるのではなく、住んでからの暮らしをイメージしてみて下さい。

性能がどれだけ「快適な暮らし」と「ここちよい暮らし」を支えてくれているのかわかっていただけると思います。

ちなみに、icocochiで採用しているセルロースファイバーの吸音性はこちらの動画でもどうぞ!

では、また・・・

by fujimura