皆様こんにちは。今日は照明の話です。
いここちでは照明計画を工夫しています。
それは、心豊かにそして毎日を心地よく過ごしていただきたいからです。
まずは、照明の色。
照明には光源を数値で表した色温度があります。
赤みがかかったろうそくや、たき火のような色は数値が低く、夕方の太陽のような電球色、日の出数時間後の太陽のような昼白色、青白く涼しげな昼光色と、青みがかかった光の色になるほど数値が高くなります。
そして、光の色によって、心理的に与える印象が大きく変わるのです。
ろうそくや夕日のような暖かみのある色は、心に穏やかさや寛ぎをもたらしてくれるので、リビングや寝室などの空間によく使われます。
逆に白く柔らかい昼白色は活動的な空間に向いているので、キッチンや子供室、ワークスペースなどの作業をする空間によく使われます。
最近では、ひとつの照明器具で様々な色温度に変更できるアレンジ調色の照明器具も出ているので、同じ空間で様々なシーンを楽しみたい場合は、このような照明を取り入れると良いのではないでしょうか。
また、朝の洗面室では肌の色が自然に見える昼白色にしてメイクを済ませ、夜は肌の色が華やかに見える電球色に変更すれば、気分も上がりますね。
朝の目覚めのシーン、昼間の活動的シーン、夜のくつろぎのシーンなど、場面に合わせて色を変えると、暮らしがもっと楽しくなるのではないでしょうか。
また、光の高さによっても感じ方が大きく変わります。
例えば、天井方向に広がりが出るコープ照明(間接照明)は、落ち着いた雰囲気を演出します。
壁に光を反射させるコーニス照明(間接照明)は、空間に奥行きをもたらし広がりを感じさせることができるのです。
ダイニングテーブルの頭上のペンダントライトのようにコードなどで釣り下げれば浮遊感も生まれ、ピンポイントで食事やカトラリーを華やかに演出してくれる効果ももたらすのです。
また、フロアスタンドやフットライトのように、光の位置を天井面ではなく低く抑えることで、穏やかで安らぎの空間をつくり上げるのです。
ライフスタイルは様々ですし、年を重ねるごとに、心地よいと感じる光の量や色は変わります。
いここちでは、お客様の要望をしっかりお伺いして、快適に暮らせる照明計画をご提案させていただきます。
6/10(土)・11(日)は、家づくりを学ぶいここち塾で、「住まいと照明」と題して、モデルハウスや実邸の照明計画をもとに、いここちが大切にしている照明についてセミナーを開催します。
ぜひ、お気軽にご参加下さい。
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ではまた・・・
by fujimura