皆様こんにちは。
今日は、ランドスケープデザインについてです。
ランドスケープデザインは、建築では外部空間の設計を表します。
風景、景観、眺めといったランドスケープと建物を一体的に構想し、自然環境と人の良好な関係構築を目指したデザインです。
建築とともに、自然条件や土地の特性を読み取り、新たな風景をデザインします。
それは、地形の傾きや街の様子、樹木の植生、太陽の動き、月の明かり、風の流れ、木々のざわめきなど。
icocochiでは、単に外構というのではなくランドスケープを意識したご提案をしています。
それではどうぞ。
こちらは幹線道路から少し入った豊かな自然が広がる風景の場所です。
道路側から見るとシンボルツリーが1本、凛と立っています。
道路から建物を見ても、視線がリビングへと通らないように配置されています。
広大な面積の庭ではないので、圧迫感が出ないように「抜け」を演出。風、光の通り道をしっかりと作ります。
そして、外部と室内との繋がりをつくるため、室内からそのまま裸足で出られるウッドデッキがつながり、そしてなだらかに芝生の山を下っていくのです。
連続性を持たせつつ自然と地面へと降りていく。視線の高さを緩やかに落としていくことで、外部との一体感を出す。それがこちらの計画でした。この敷地の魅力だからできた技です。
主木だけを高く立ち上げ、それ以外はリビングに腰かけても目線より上に来ないようにすることで、外の美しい風景を眺めて楽しむことが出来るのです。
主木にはシマトネリコを植えました。
シマトネリコは生長が早く、葉もしっかり茂るためシンボルツリーや目隠しとしても重宝されている木です。
周囲の景観と相まって、美しいランドスケープデザインになっています。
続きしてはこちら対象的なこちら。
杉板の浮づくりの壁が印象的なお住いです。
周囲は高層のマンションや商業店舗なども立ち並ぶ景観です。
比較的高さのある迫力ある建物が多く、道路は歩道もしっかり整備され街路樹も植えられている美しい街です。
そこで、こちらのお住いも接道にしている側は街路樹のように連続して植栽を配置し、周囲に溶け込ませています。
また、周囲は高い建物もあることから、高めの外部ウォールを立て高さも強調しています。
ウオールの内側はこのようになっています。
ウォールをキャンバスに見立て植栽に照明を当てて陰影を映しだし、絵のように見せています。
そこに広がるには幻想的な世界。
風で葉が揺れれば、影も同じように揺れます。
何かで装飾するのではなく、自然から生まれる美しさをデザインとして際立たせている暮らしがここにはあるのです。
家づくりをするには、しっかり立地の景観を読み取り、それを暮らしに反映することが大切です。
icocochiではこの作業をとても重視しています。
ぜひ、素敵な暮らしを叶えて下さいね。
ただ今、icocochiモデルハウスは完全予約制にてご見学が可能です。
by fujimura