皆様こんにちは。
今日は、いここちの家の「SE構法」について少し深くご説明します。
いここちの家は全棟、耐震構法SE構法でつくられています。
SE構法とはsafety(セーフティー)安全 ・ engineering(エンジニアリング)工学的な、この二つ単語の頭文字をとって付けられた名称です。
SE構法は「優れた耐震性能」と「自由な空間設計」の両方を兼ね備えた、最先端のシステム化された木造ラーメン構造です。
① SE構法は耐震構法
SE構法が生まれたきっかけは阪神淡路大震災です。
あの時、多くの木造住宅が壊れてしまった現状を検証し、「大地震でも壊れない木造住宅を日本に広めたい」という理念で開発されました。
柱や梁そのものを互いに剛接合し、強固な構造躯体をつくり上げる。
従来、鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構造を、日本の木造住宅に取り入れたのがSE構法です。
SE構法は柱勝ち木造ラーメン構造で、強さはもちろん自由度も他に類を見ません。
その後、日本で発生した「中越地震」や「東日本大震災」「熊本地震」において、SE構法で建てられた住宅はどの地震においても1棟も壊れていません。
これは、本来の理念が実証されたものだと確信しています。
②構造をデザインする
柱と梁を強固に接合した耐力フレームと、高い品質強度を持つ集成用合板で、建物の変形が起きにくい安定した構造をつくりだすのがSE構法。
柱と梁で家を支える耐力壁を増やすことで空間の密度を高める在来工法と、柱と梁のフレームで強固な空間を生み出すSE構法では、設計の可能性に顕著な差が出ます。
SE構法は今までの木造住宅では困難だった自由度の高い開放的な空間を安全に実現できるのです。
ですから、
大開口の窓をとりますか? それとも耐震性をとりますか?
の選択肢ではなく、大開口の窓と高い耐震性の両方が叶うのです。
いここちの美しい住まいは、このSE構法の強靭な躯体から生まれた美しさなのです。
③地震を想定して備える。それが「構造計算」
日本のほとんどの木造住宅は、「壁量規定」によって耐震性の基準をクリアしています。
しかし、この方法は、1棟1棟に対し現実に起こる地震を考慮して計算しているわけではありません。
また、壁を増やして耐震性を確保することは、開口や空間を狭くしている事でもあります。
一方、SE構法は、立体解析による構造計算を全棟で実施しています。
すべての家は立地条件が異なりプランが違います。
いここちでは、常に「あなたの家だけのための構造計算」を行っているのです。
そして、許容応力度計算による耐震等級3を取得し、大切な家族や財産を守る家を皆様に提供しているのです。
④最大8.4mの大開口
SE構法の耐力フレームは、一般在来工法の耐力壁と比べて約3.5倍の壁強度を有しているため、最大で8.4mの大開口が可能となり、開放感のある空間を実現します。
そのため、車3台分のスペースを確保するビルトインガレージを設けることが可能になります。
これだけ大胆な空間を、耐震性の裏付けをもって実現できるのはSE構法ならではです。
また、狭小地や間口の狭い敷地でも、柱や壁の少ない空間に仕上げることで圧迫感を軽減し、空間を広く見せることができるのです。
⑤可変性を愉しむ
家は家族とともに成長します。
例えば、家族の変化に合わせて大きな空間から仕切りで部屋数を増やす暮らしへ。
さらに間仕切りを取り外して元の大きな空間や趣味の部屋にリニューアルなど。
将来を見据え、それぞれのライフスタイルの変化に応じて、可変可能な計画にしておくことで、「永く楽しめる家」になります。
そして、永く使えることで、それが資産価値の高い家にもつながるのです。
耐久性に優れ、大空間を構築できるSE構法ならではのご提案です。
⑥いここちの家は重量木骨の家
重量木骨の家とは、耐震構法SE構法を利用して建築する「資産価値の高い家」の総称です。
重量木骨の家は、地域の気候や環境を熟知した地域密着の工務店・住宅会社に設計・施工を依頼するメリットと、第三者機関による現場検査、完成保証、長期優良住宅認定等のハウスメーカーに遜色ない性能・品質・保証を合わせ持つ家です。
いかがでしたか?
SE構法にはたくさんの魅力があります。
皆様に少しでものこの魅力を知っていただけましたら幸いです。
それではまた・・・
by fujimura