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ここがポイント! 吹き抜けの照明について

2019.9.30

皆様こんにちは。

今日は吹き抜けの照明についてご紹介します。

「icocochi=吹き抜け」とイメージされる方も多いほど、実邸でも吹き抜けを数多く手掛けさせていただいています。

モデルハウスをご案内してよく聞かれるのは「こんなに大きな吹き抜けで、夜は暗くないですか?」といった質問。

以前、夜のモデルハウスのブログでも少しご紹介しましたが、吹き抜けの照明計画は普通の光の配灯とは違いますのでご注意を!!

 

では、吹き抜けの照明を見てみましょう・・・

ソファに座ってくつろぐ時をイメージし、天井にダウンライトが付いています。このダウンライトで生活に必要な作業照度の「地明かり」を確保しているのです。本を読んだり、裁縫をしたり・・・

このダウンライトは吹き抜けのように天井が高いことを意識し、広く横に光を放つタイプではなく、集光といって光の角度が狭いものを使っているので、しっかり床面を中心に明かりを放ってくれるのです。

こうすることで、天井が高い空間でも光が真下にいき届くので、読書をするなど手元をしっかりと明るくしてくれるのです。

そのかわり、広く横に広がらないので、逆に上部(天井に近い壁面)は暗くなります。手元が明るくても吹き抜けの天井が暗いと、なんだか「ぼんやり」した印象を与えます。

そこで、吹抜けのぼんやりを解消するため、間接照明などで気分的なここちよさを感じる「明るさ感」を確保します。

それがこちら・・・

窓の上の間接照明です。

光が上に向いていて、壁や天井に光が反射し、吹き抜けの上部空間を明るくしてくれます。

これで「明るさ感」がプラスされるのです。

icocochiモデルハウスも間接照明を使って吹き抜け上部の明るさ感をプラスしています。

決して強い光ではありませんが、光が壁や天井に反射することで全体に柔らかい光が拡散します。

この時のポイントとして、壁の色や素材に気を使うことも大切です。

ダーク系内装空間では、残念ながら光がまわらず明るさ感を得ることは出来ません。また、ツルツルした素材だと光源が映り込んでしまいます。ですから、間接照明を使う時は素材や色にも気を使わなければならないのです。

また、美しい光を出すために照明器具と壁や天井の距離をある程度離すことも大切です。距離があることで光が拡散するのです。距離が近いと光が詰まってしまい、美しく拡散しないので要注意ですよ。

また、明るさ感をプラスする方法として、間接照明以外にも壁に設置するブラケット照明があります。

(上の写真のソファの上にある照明)

こちらも光を壁や天井に反射しています。

壁の量がある程度あることで、より光が拡散し美しい照明となるのです。

このような照明は直接光源を見ることなく、強い光でもないことから、リラックス効果がより高くなるのです。

照明の好みは皆様それぞれです。ぜひ、自分に合った明るさを見つけて暮らしに取り入れて下さいね。

照明のご質問があればお問合せ下さい。

吹き抜け特集もどうぞ

ではまた・・・

by fujimura